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学校法人駒澤大学長期ビジョン「駒澤2030」

背景(趨勢?潮流)

学校法人駒澤大学の長期ビジョン策定の背景として、世界レベルではグローバル化、情報化、ボーダーレス化が進み、人工知能やIoT等の第4次産業革命が起こり、社会の不確実性が拡大しています。また、国内レベルでは、知的基盤社会は大きく進展するものの、少子高齢化が加速し、地域間格差や経済格差が広がることが予想されています。
このような変化が激しく先が見通せない時代、まさに諸行無常の世の中において、いかなる状況下においても本質を見極め、自他(自利利他)の視点で自分の能力を最大限に発揮できる人材が必要と言えます。
このような背景の中で、本法人の「長期ビジョン」並びに「5つの改革大方針」を定め、法人全体が一丸となって未来に歩むことで、今後の発展に寄与することを目指します。

学校法人駒澤大学長期ビジョン「駒澤2030」

"自他協創"
繋がりを大切にし、ともに社会変化を乗り越えるために、自己研鑽し続ける人材の育成

多様な繋がりの中で培われた広い視野と自他への深い洞察により、いかなる状況下においても本質を見極め、人と人との思いの″繋がり″を駆使し、社会変化を乗り越えるための自己研鑽をし続け、卒業後も成長し続ける人材を育成します。

『自他協創』

建学の理念に基づく「自利?利他」を一言にまとめた「自他」と、人と人とを繋げるネットワークを活用し革新的なアイディアを生み出す力を表現したビジネス用語である「協創」を繋げた造語。本法人の学生?生徒の特性を表現。

『繋がり』

本法人の環境特性や、過去から継続している未来に向けた人材育成を表現。

『ともに社会変化を乗り越える』

先が見通せない社会の中においても、一人ではなく協創で乗り越えられる人材育成を表現。

『自己研鑽し続ける』

建学の理念に基づき、学びと実践をし続ける人材育成を表現。

5つの改革大方針

人類?世界に貢献する精神を早期に涵養

若年層人口の減少、知的基盤社会の急速な進展に伴う就業構造の変化等、変化が激しく先が見通せない時代が到来することを踏まえ、本法人が設置する大学や高等学校の魅力化推進や、高大連携の更なる深化を図ることで法人全体の″繋がり″を形成し建学の理念に基づく人類?世界に貢献する精神を早期から涵養します。

生涯を通じた成長の基盤となる教育を体系化

多様な学問?多くの人々との″繋がり″のもと、入学前から卒業後までの一貫性のある教育理念に基づく総合的な学修支援体制を整備するとともに、これに基づく基礎教育を起点とする体系化された教育プログラムと丁寧で厚みのある育成支援型教育による″繋がる″教育を推進することで学修意欲の向上に″繋げ″卒業後も成長し続ける人材を育成します。

禅を中心に据えた新しい知の枠組みを研究し世界に発信

グローバル化の進展を受け、平成28年度文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」採択を起点とし、本法人の建学の理念の根幹であり、世界的にも注目を集めている「禅」を中心に据えた新しい知の枠組み(ブランド)の形成を図り、広く世界に発信することで法人全体の国際化、多様化に″繋げ″ます。

多様な関係者とともに社会課題解決に直接貢献

産業界、官庁(地方公共団体)、地域社会といった社会からの要請に応じ本学の教育?研究活動の成果を社会に還元するとともに、社会からは本学の教育研究の発展に資する資源の提供を受け、双方が発展していくための″繋がり″(連携体制)を強化し、社会課題の解決に直接貢献します。

迅速な改革の実現に向けた経営基盤の強化

変化が激しく先が見通せない時代の到来により、高等教育機関を取り巻く環境の厳しさが増す中、激変する社会状況に的確かつ迅速に対応するため、法人全体のガバナンスを強化し、組織体制?意思決定プロセスの明確化を図るとともに、高等教育機関として不断の改革?改善を迅速に実現するための経営基盤の確立に努めます。

長期ビジョン「駒澤2030」

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