経済学部の長山宗広ゼミが世田谷区において研究成果を報告しました

総務部 総務広報課

1月30日(火)、経済学部の 長山 宗広 ゼミの3年生が世田谷区において研究成果を報告しました。

研究テーマは、「基礎自治体における小規模企業の事業再構築支援」です。事例研究の対象は、コロナ禍に展開された世田谷区独自の小規模事業者支援施策「SETA COLOR(セタカラー):地域連携型ハンズオン支援事業」です。約1年かけて長山ゼミでは、当該事業についてアンケートやヒアリングを通じて実態調査を行いました。その結果、小規模事業者の業績改善や生産性向上にとどまらず、事業者間の経済的?社会的つながりを通じて地域内経済循環やウェルビーイング循環といった副次的効果があった点を発見しました。

長山ゼミでは、こうした調査結果にもとづく論文*を取りまとめ、世田谷区経済産業部の職員を対象とした研究成果報告会を開催しました。当日は、「SETA COLOR」の政策評価に加え、世田谷区の地域経済発展に向けた政策提言など、長山ゼミ生と区職員による活発な議論が行われました。

*)長山ゼミ生(経済学部3年:行田 優羽 さん?東海 圭起 さん?山片 悠大 さん)による論文「小規模企業における事業再構築の支援?世田谷区における地域ぐるみの伴走支援とウェルビーイング」は、2023年度経済学部学生奨学論文の「入選」賞を受賞しました。

研究成果報告会の様子 世田谷区経済産業部の後藤部長(下段右から2番目)納屋課長(下段右端)
経済学部学生奨学論文「入選」受賞者3人(行田 優羽 さん?東海 圭起 さん?山片 悠大 さん)によるプレゼン